2014年03月13日
200A メンテナンス -チェックバルブ救出-
さて、レンチ溝がナメられてしまっている200Aのチェックバルブ。
(ワタシがナメたんじゃありませんよ、既にナメられてたんです。ココは断固力説致しますw)
捨てる神あれば拾う神あり、世の中便利なものがありまして。
チェックバルブコネクトレンチverII(ハンドル付)
これ、ナメたチェックバルブさえ外せるという優れモノ。
この存在は純正レンチを購入した時から知っていたのですが、9千円となかなかのお値段がするんですよね。
何十台とコールマン燃焼器具を持っているならいざ知らず、200A,508,ノーススターの3台の為にはちとモッタイナイと、安価な純正レンチにしたのでした。
で、この際だからチェックバルブコネクトレンチ買っちゃおうかと思い、コールマンパーツショップさんのHPを見ると、何とチェックバルブコネクトレンチのレンタルをやっているではありませんか。
しかも、レンタル後購入したくなったら、購入価格からレンタル分を引いてくれるとの事。
他にナメたチェックバルブを外す方法は逆タップもありますが、逆タップ持ってないし、何よりコネクトレンチ使ってみたい!
というコトで、チェックバルブコネクトレンチをレンタルしたのでした。(上の写真にも『レンタル品』の文字が見えますね)
チェックバルブコネクトレンチの使い方
まず、コネクトレンチのコネクティングロッドだけ、チェックバルブのステム(棒)用ネジ穴に、指で回せる所までねじ込みます。
チェックバルブの凹溝とコネクトレンチの凸の角度を合わせて、コネクトレンチ本体をタンクシリンダーに差し込み、
コネクトレンチ本体の穴から顔を出したコネクティングロッドに蝶ナットをねじ込みます。
ここは、ググッと強く締めます。
ここまでの作業で、コネクティングロッドがチェックバルブのネジ山で固定され、コネクトレンチ先端の凸とチェックバルブ頭の凹溝が噛み合い、チェックバルブとコネクトレンチが一体化されるワケです。
蝶ネジが緩んでコネクトレンチとチェックバルブが離れるか、チェックバルブの凹溝が全部持って行かれるか、コネクトレンチの凸が千切れるか、はたまたチェックバルブ自体がねじ切れるかしない限り、チェックバルブは外せるハズ。
タンクをお股に挟みレンチのハンドルをグイッと捻ってみましたが、さすが先人がナメただけあってビクともしません。
変に力を入れると、勢い余ってバルブASSYを曲げちゃいそうなので、無理はぜずに、木槌でハンドルを叩く方法にチェンジ。
『コンコン、ゴンゴン、ゴチン!』で、めでたくチェックバルブが緩みました。
緑青の錆びまでは出ていませんが、先端が白っぽくなってますね。
頭の凹は、ご覧のとおりガッツリナメちゃってます。
バルブの機能自体は掃除すればまだ使えそうですが、ナメたのを戻すのはちょっとイヤなので、
レンチのレンタルと同時にチェックバルブも購入済み。
正確にはステムとチェックバルブのセットになります。
ステムを回して締め込むと、ステー先端の円錐がチェックバルブに密着して栓をする形になります。
年代や個体差によって円錐の角度が異なる可能性があるので、ステムとチェックバルブはセットで替える方が吉でしょう。
実際、取り外し品(左)と新規購入品(左)で形状が異なっています。
また、新規購入品はOリングが装着されていてタンクとの密着度が上がっています。
それでは、チェックバルブを取り付けましょう。(やり方は色々あるようです。また、以下の方法はチェックバルブコネクトレンチ限定となります)
ステムにチェックバルブを取り付け(ねじ込みは軽くでOK)シリンダーに突っ込み、ステムを回してシリンダー内のネジ穴にチェックバルブをねじ込みます。
チェックバルブのネジ山がシリンダーネジ穴に掛かった手ごたえを感じたら、シリンダーにコネクトレンチを差し込みます。
この時、コネクトレンチの穴にはステムが貫通しています。
コネクトレンチの凸と、チェックバルブの凹溝が勘合した手ごたえを感じたら、コネクトレンチのハンドルを回しチェックバルブを締め込んでいきます。
その際、Oリングがあるので、親の仇程ギューっと締め込む必要はないでしょう。
逆に、強く締め込みすぎるとOリングが千切れてしまうかもしれませんし。
せっかくレンタルしたコネクトレンチ、もうちょっと遊んでから返す事にしましょう
(ドラえもんに秘密道具を出してもらった、のび太みたいw)
200A同様、オークションで購入した508。
こいつも元気に燃焼してくれているので、チェックバルブのチェックは必要ないと言えば必要ないんですけどね。
200Aより素直に回ったチェックバルブは新品同様綺麗。
まぁ、70年製の200Aに比べれば、92年製の508なんてつい最近だし。
まぁ、その200Aだってオールドコールマンの世界では、まだまだ若者なんでしょうけどね(笑)
特に汚れ落としをせず軽く掃除して再装着・・・
は、しません。
200A用に購入したチェックバルブにはOリングが付いていましたが、508から外したチェックバルブにはOリングがありません。
実は、
それを見越して、純正レンチ購入時と同時チェックバルブ用Oリングもポチってあったのです。
このOリングをチェックバルブに装着して、508に戻しました。
ノーススターのチェックバルブに使ったとしても、残り9個のOリングを使い切るまでは相当時間が掛かりそう。
Oリングを消費する為に、200Aのコレクション増やそうかしらん(笑)
さて、無事チェックバルブの危機を乗り越えた200Aですが、もう少しメンテは続きます。
新着からきました。
画期的なレンチですよね
他のサイトでも形の違うものを
見たことがあります。
200Aと508は私も持っています。
最近はケロシン中心になってしまって
白ガスはほとんど使わなくなりました。
でもオールドコールマンは好きです。
やっぱりいいですね
コメントありがとうございます。
コールマンの中の人も『やられた!』と思ったんじゃないでしょうかw
やっぱり、行きつく先はケロ化になっちゃうんですかね。
プレヒートが面倒な気がするのですが、慣れちゃいますかねぇ
※お気に入りに登録させていただきました。
ケロにしたかった訳ではないのですが、試しにどんなものかと思って買ってみました、
ブレヒートにアルコールを用意するなんて、面倒くさいので、ペトロマックス型のアルコールのいらないタイプにしました。
価格が安かったのが最大の理由ですけど。
白ガスに比べれば面倒ですが慣れます。
悩みは運搬用のケースがなかなか見つからない事ですね。コールマンはこの点は悩みませんね。
ペトロマックスはアルコールいらないんですか、ナルホド。
まぁ、白ガスにしろケロにしろ、液燃ランタンはコールマンにしておけば何かと面倒は少ないですよね。