2015年05月13日
フォレストサンズ長瀞 -1日目-
『時間の矢』という言葉を知っていますか?
時間の矢(じかんのや、Arrow of time)は、時間の非対称性(不可逆性)を表す言葉。
空間は前後左右上下とどの方向についても対称的に移動できるのに、時間は過去から未来にむけての一方向にしか(非対称的にしか)進行することがない。これを、一度放ってしまえば戻ってくることはない矢で例えたもの。なぜ時間は過去の方向には進まないのかという謎であり、イギリスの物理学者、サー・アーサー・エディントンが提唱した。
※出典:wikipedia
まぁ、何となく納得できる話ですよね。
ところが、ニュートンの運動方程式
では時間tを逆転(符号を-)にしても計算結果は変わりません。時間tが二乗になってますから。
例えば振り子。
空気抵抗だとか軸の抵抗だとかを無視すれば、振り子は永久的に振れ続けます。
これをビデオに録画して逆回ししたモノを、何の説明もなく見せた場合、「これ逆回しでしょ!」言い当てる人はよっぽどのへそ曲りでしょう(笑)
お前は急に何を言い出すんだと思った方、もうちょっとお付き合いください。
ワタシ、初めて利用するキャンプ場では、読んでくださった方の参考になればいいなぁという思いで、記事に載せる写真を撮ったりしてます。
で、キャンプ場の紹介記事としては、
キャンプ場に着きましたよ → トイレや炊事場の設備はこんな感じですよ → サイトはこんな感じですよ → 設営するとこんな感じですよ
の流れで書いてあると自然ですよね。
そのあと、何して遊んだとか、昼寝しただとか、何食べただとか、何時に寝ただとか、何時に起きただとか、雨撤収で散々だったとか、興味のない人にはどうでもいい話が続くわけです。
このお方のように、川でサンダル流して軍手でしのいだだとか、サイト脇のバス停の人に話しかけられただとか、突風でテントが千切れかけただとか、ドラマチックなことが起きればまた別ですが、我が家の場合は平凡なキャンプ生活を過ごすだけなのでたいして面白いもんじゃないですね。
おっと脱線。
ただ、上に書いたような自然な流れでのまま、キャンプ場の写真を撮るのはなかなか難しいです。
キャンプ場に着けばワクワクして看板や管理棟の写真撮り忘れるし、サイトに着いてもちんたら写真撮ってると、直ぐに設営に取り掛かりたいカミサンの機嫌が悪くなるし。
トイレや炊事場の写真も人が居ると撮りづらいので、早朝の散歩がてらに撮ることがほとんど。
気分が乗らなかったりチェックインが遅くて忙しかったりすると、初日は夕飯の時まで写真撮らないこともあります。
で、結局お前は何が言いたいんだ!
という声が聞こえてきそうですね(汗)
要するに、ワタシのキャンプ場紹介写真の時系列は『時間の矢』に反してバラバラなのです。
これは前からそうなのですが、今回は特にグチャグチャなのでエクスキューズを入れておこうと思った次第。
白状したので気分サッパリ。
今後は、気にせずニュートンの運動方程式でいかせていただきます。
さて・・・
前置きは続きます(笑)
我が家は去年まで、GWとお盆休みにキャンプに行ったことはありませんでした。
ナゼかって?
渋滞が嫌いなんですね。
まぁ、好きな人はいないと思うんですが、とにかく我が家は夫婦揃って大嫌い。
なので、渋滞が酷いGWとお盆休みは意図的にキャンプを避けてました。
これまで我が家のGWのお出かけといえば、木更津での潮干狩りが恒例行事でした。
ところが、去年のGWは物凄い渋滞に巻き込まれて、潮干狩り場にたどり着けなかったんですね。
やっとのこと海ほたるにまで来た時点で潮は満ち潮に。
アクアラインと首都高に、5時間缶詰め。海ほたるでおそーいお昼を食べて帰りました...
そこで得た教訓から、今年は我が家から渋滞しないルートのキャンプ場に行こうとなったのです。
ただし、その教訓から結論にたどり着いたのが3月末。
昨今のキャンプブームからすると、完全にスタートダッシュ失敗です。
が、長男の部活が始まるので、このGWを逃すと家族揃ってのキャンプはお盆まで難しそうですし、今年は法事の関係でそのお盆すら怪しい。
諦めるわけにはいきません。
渋滞しないルートで5月2日・3日の1泊で空いていたのが、
フォレストサンズ長瀞
やっと本題。
自然な流れはどこ行った。
電柱にmont-bellの看板があるので、これが一番の目印になるでしょう。
この看板の所からも入れますがどちらかというとトレーラーハウスとモンベル店舗の駐車場側で、冒頭のキャンプ場受付は(花園方面から見て)もうひとつ先の入り口になります。
モンベルの店舗。
何かかんだで中には入りませんでした。
見たら欲しくなっちゃうし、諸事情でしばらくアウトドアグッズはおあずけだし。
パークには人口の山から池に滝が流れ、水遊びができるようです。
受付でチェックインを済ませます。
正規のチェックイン時間は13時。
下道が想像以上にスムーズだったので、11時半と予定より大幅に早く到着。
テントサイト利用者の駐車場の場所を訊ねつつ、ダメもとでチェックインできるかどうか聞いてみたところOKでした。
チェックインで念を押されたのが、騒いでいる人がいてもくれぐれも突入などせず、スタッフに連絡してくれという事。
過去、利用客同士で血みどろの争いにでも発展したのでしょうか。
あ、そうそう、このキャンプ場はオートキャンプ場ではありません。
テントサイトと駐車場は別になっています。
チェックイン後にこのようなキャリーカートを貸してもらえます。
各サイトに1台割り当てられていて、サイト利用中は占有できます。
リアカーのような金属製の台車を使っている人もいましたが、それはサイトに割り当てられた物なのか、一時的に貸してもらえる物なのかは、我が家は使わなかったので分りません。
ちなみに、このキャリーカートはあまりモノが乗らず、我が家は駐車場とサイトを5往復しました...
お次は設備の紹介
炊事場は1か所。
シンクは全部で6台。
手前の3台に対し、お湯が出る蛇口が2口。それぞれのシンクの間にあります。
シェアして利用する感じですね。
奥のシンクの蛇口はキャンプ場らしからぬ形。
ここは使ってないのでわかりませんが、お湯が出そうな感じですね。
炊事場の奥がトイレになっています。
プレハブタイプのトイレです。
イヤな予感がします。
手前の2か所が女子用。奥が男子用。
男子用は小用と大用がそれぞれひとつづつ。
女子用もそうですが、テントサイト数19に対して少々キャパが足りないような。
数はともかく、プレハブのイメージに反して綺麗なトイレです。
大用便座はナント!ウォシュレット付きでした。
プレハブっていう外見で判断してゴメンナサイ...
それではテントサイトに向かいましょう。
我が家が利用したのはNO19
テントエリアの中では比較的広いサイトで、トイレ・炊事場にも近いです。
ただ、なぜかNO19はテントエリアの入り口の手前にあります(笑)
ちなみに、フォレストサンズ長瀞のHPでは各サイトの寸法が細かく記載してあります。
これは嬉しいですね。(iPhone では見れないようですが)
テントエリアの一番手前にあるとはいえ、NO19から駐車場までは150m程度あり、途中坂にもなっています。
荷物はなるべく減らした方が吉でしょう。
NO19はコテージに隣接していて、コテージから見下ろされる位置関係です。
プライバシーを重視する人は気になるかもしれませんね。
グランドの状態は、土の上に赤色の砕石が撒いてあります。
一見オシャレなのですが、テントボトムのPVCに若干赤色が色移りしてしまいました。
また、砕石の部分はペグの効きが弱いので、長めのペグ推奨です。
もしかしたら水捌けがすごく良いのかもしれません。
ただ、濡れたら濡れたで色移りが心配ですが...
設営完了。
ん、見慣れないテントがあるですって?
ひとまずそこには触れないでください。
Instagramではとっくにネタバレしてるんですけどね。
HPのサイト図でシミュレーションした結果微妙だったので、タープはスノーピークのシールドヘキサPro.Mとシャドウキャスター165両方を持っていきました。
結局、シャドウキャスターは張れないと判断し、Pro.Mを選択。
テントとマッチしてないという指摘は甘んじて受けます。
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NO19は2段構成になっていて、下段は3m四方程度の広さがあります。
最初はここにタープを張ろうと思ったのですが、サイト内にペグ打ちできる程広くは無く、お隣りに隣接していないことだしガイロープははみ出してイイかなと思いきや、ペグを打ちたい場所は大きな岩があってペグも打てず。
雨も降らなそうだし、ちょうど木陰になっているので青空リビングでもいいと思ったのですが、木から落ちてくる物体が多くて、屋根がないとご飯のお皿に降り注いじゃいます。
結局ここはデッドスペースに。
木から降り注いでいたのはコイツ。
ワタシは植物に疎いのこれが何だか分りませんでした。
ただ、これをこのまま掃うと、花粉のような少しべたつく粉が茎から弾けて難儀しました。
それに、2日目の朝からワタシとカミサンが酷い花粉症の症状が発症。
あまりにも腹が立ったので、帰宅後意地になって調べてみたら正体が何となくわかりました。
コナラの雄花のようです。
花粉は花粉症を引き起こすようです。
実はどんぐりになるそうです。
勉強になりました。
お昼は、お腹が空いた子供達だけカップラーメンを食べさせました。
何となくお腹がいっぱいのカミサンと体調不良の私は、物欲夫婦さんの言うところの食べたことにしました。
夕食の準備の前に少し散歩します。
テントエリアを抜けると荒川に出ます。
対岸にも人影が見えます。長瀞オートキャンプ場のお客さんでしょうか。
こちら岸はプライベートの川との事ですが川原のようなものは見えず、また水量と流れも強そうなので、川遊びする際はライフジャケット必須だと思います。
日が落ちる前にサイトに戻り、夕食の準備を始めます。
準備といっても、
出来あいのサラダと
レトルトパックの手羽元のカレー煮と
埼玉が誇るサイボクハムのまんぞく焼(しかも、切り分け済み)
冷凍チャーハン
と、ノー包丁、ボイルして炒めただけの超手抜き料理です。
ワタシは、サラダを半分食べたところでダウン。
持ってきた解熱剤を飲んでテントで一眠り。
小一時間ほど寝たら熱が下がったので、ご飯を平らげて、コーヒー飲んで、焚き火もせずに寝ることにしました。
ほらね、ツマラナイでしょ。
と、憎まれ口を叩きながら2日目に続きます。
今更お気に入り登録しておきましたwww
私は、前置きが好きです。
今回の前置きは、この先どう展開するのか、ぐいぐい読んじゃいましたww
時間の矢。いいですね。
長瀞にいつのまにモンベル??十数年前通い詰めてたときには、そんなこじゃれた街じゃなかったのにwww
2日目の当たり障りのない記事、待ってますww
朝の通勤電車の中で読むんじゃなかった〜
なんで時間を二乗とか意味わからんでした。
ここは最近出来た所なんですかねー
秩父キャンプの〆は大抵、満願の湯です。

今回の前置きは女性受け悪いだろうなぁ、と思いながら書いたんですけど(笑)
気に入っていただいて光栄です。
このキャンプ場はできたばかりのようです。
まぁ、確かに長瀞には場違いな感じはしますね。
私の方もお気に入りに登録・・・
やぎまる子さんのブログは、パロイン前からとっくに登録してました(笑)

私も分りません。
とお~い昔に勉強したようなしないような(笑)
ここのテントサイトは去年出来たばかりのようです。
我が家は夏以外の1泊のキャンプでは基本お風呂入らないので、今回は満願の湯には行きませんでした...

落ちは?
と思っちゃいました。すいません。^^
後書きはさらっと読みました。w


相変わらず切れのあるツッコミで(汗)
マイナスを代入しても成り立つから、時間を遡ってもイイでしょと言い訳したかっただけです。
ホントは、熱力学第2法則とかエントロピーとかに話を広げたかったのですが、馬脚を現す前に自粛しました(笑)

モッさんのような簡潔なコメントありがとうございます。
微笑みポイント、ありました?

おっ、本家モッさんの登場ですね。
小鳥さんの言うように、今回は展開が強引で落ちがイマイチでしたね。
精進します。

施設、綺麗ですね。
GWやお盆などは、オートじゃない方が
なんとなく静かな気がして好きです。

まだできたばかりですからね。
このまま維持できるかはキャンパーのモラルにもよるでしょう。
>オートじゃない方がなんとなく静かな気がして好きです。
ところがどっこい、うちのサイトの見下ろすコテージでギャァギャァ騒いでいてうるさかったんです。
22時過ぎには静かになったので黙ってたんですが...
箱モノの中だとお家感覚で騒ぐんでしょうね。コテージに泊まる人はキャンプ慣れしてないだろうし。

非常に迷惑してます。
1年に1回か2回位しか車に乗らないような下手くそだから庭を壊されたこともあるよ…。
オーナーにもどうにかしてくれと頼んだけど「カーナビはmont-bellにセットしてくださいとサイトに書いてある!!これで来れると思ってますから!!」と…
オーナーも迷子になる人はバカだと思っててワロタ(笑)
mont-bell目指して行く!!ってのを強調して書き込みしてくれてありがとう!!
これで迷子が減ることを祈るばかりだ…
そんな事があるのですか。
ここに限らずキャンプ場の入り口は分りづらいことが多く、私も度々行き過ぎて戻る事があります。
フォレストサンズとしてもmont-bellの看板に頼ることなく分りやすいフォレストサンズの看板を出しておいた方が良いと思うんですけどねぇ。
直接的に長瀞町民さんにご迷惑をかけたのはキャンパーかもしれませんが、HPに書いてあるからいいじゃないかというのは、キャンプ場の対応としても褒められたものではないと思います。
まぁ、私の拙い記事でも長瀞町民さんに迷惑をかけるキャンパーが減れば、これ幸いです。
