200A メンテナンス -チェックバルブの危機-

katsumushi

2014年03月10日 22:55

グローブをPYREXに交換した200A、次のキャンプの予定も立っていないので、この勢いでもっと手を入れちゃいましょう。

まずバーナー部を分解していきます。



マントルを取り付けるバーナーチューブを緩めて外すと、



フレームトップのバーナー部が外れます。




次に、ジェネレータのジャムナットを緩めます。
ナットはインチサイズのようですが、11mmのレンチが使えました。
ただ、サイズが合わない工具はナメる原因となるので、純正のスーパーレンチかインチサイズのレンチを使うのが吉でしょう。

外したジェネレータの状態をチェック。



石綿っぽい筒(名前、何だろ?)紙の炭化が進んでいますね。
ただ、この200Aは燃焼状態に問題は無いので真鍮パーツの清掃だけでも良い思うのですが、こいつとは長い付き合いになるので、



思い切って、新品のジェネレータに交換しちゃいます。




当然ですが、石綿はまだ純白。これからあなた色に染まっていくのでしょう(笑)


せっかくなんで、このままフルレストアに突入。



タンクからフレームを外します。
ちなみに、このタンクは再塗装のようです。
それはまぁイイとして、作業した人の腕が悪かったのか、塗膜がゆず肌になってるのが気に入らない。
最終的には、ここも手を入れたいなぁ。




カラーも汚れてますね。後で磨いておきましょう。


ポンピング時に若干圧が掛かりづらい感じがしたので、ポンプカップを交換します。



ポンプカップはネオプレーン製が装着されてました。
ポンププランジャーにはプッシュオンナットで固定されていますが、これの外し方がよく分からない。
マイナスドライバーで抉って外したけど、結構苦戦。皆さんどうやって外してるんでしょ。




新しいポンプカップは皮製にしてみました。
なんでも、皮製の方が長寿命でポンピングの感触も良いようなので。
購入した時は乾いているので、一週間リュブリカントに漬け込んでます。
実際は一晩も漬け込めば十分でしょう。
じゃぁ、何で一週間漬け込んだかというと、単に取り出すのを忘れてただけ(笑)

ポンプカップを交換したところで、次はポンプシリンダーの奥にあるチェックバルブを外してチェック。
ポンピングはちゃんとできてるし、ポンプシリンダーから燃料が逆流してくることもないので、問題は無いんでしょうけど、念の為。

チェックバルブを外すには専用の工具が必要(マイナスドライバーでも代用できますが、ナメる危険性が高いようです)なので、



チェックバルブレンチ買っちゃいました。
これは純正品なんですが、これでも場合によってはナメちゃうようです。
実は、もっと確実なチェックバルブレンチもあるのですが、結構な値段がするんですよね。
まっ、ナメないよう慎重に作業することにしましょう。




ポンプシリンダーに工具を突っ込んで・・・・

ん、イヤな手ごたえ。

緩める方向に回そうとしても、ヌルンと手ごたえがない。
締める方向は、カチッとしてるのに。

もしやと思いシリンダーの中を覗いてみると...

やっぱり、チェックバルブの頭、ナメてました。
多分前のオーナーが、チェックバルブ外そうと思ってナメてしまい、そのまま無かったことにしたんでしょうね。

これまで問題無かったので、ワタシも見なかったことにしてもイイんですが、そのままにしておくのは気分的に気持ち悪い。
さて、どうしましょうかねぇ。

つづきはこちら


 



あなたにおススメの記事
関連記事