ノルディスク アルフェイム Nordisk Alfheim

katsumushi

2015年06月01日 23:55

前回の記事が全編前置きとなってしまったので、今回は前置きは無しです。

アルフェイム本体と一緒に購入した、ジップイン・フロアはしっかりした厚手のPVCとなっています。(それ故重い...)

なので、グランドシートは必要ないと言えば必要ないのですが、やっと買ったアルフェイムは大事に使いたい。

黒電話のカバーとか、テレビの観音扉のようなものですね。(例えが古い)
とはいえ、グランドシートにあまりお金もかけられないのでブルーシートで自作します。

雨対策としてグランドシートはフロアからはみ出さないようにするのが鉄則。

フロアを乗せちゃうとグランドシートは見えなくなるので、まんまブルーシートでも構わないのですが、ちょっとオサレを意識して黒にしてみました。



5.4m×5.4mとイイ感じのサイズがありました。




広げたブルーシートにジップイン・フロアを乗せて、フロア底面より気持ち小さくなるようにチョキチョキ。




ブルーシートは切りっぱなしだと断面がばらけてしまうので、端を折り返して耐水テープで留めます。




ホントは角にハトメを打つと強度UPにもなるしロープも掛けられて便利なんですが、この時点で日が落ちて根気も尽きたので、未来の自分に託します。





フォレストサンズ長瀞でデビューした後日、あるミッションの為に秋ヶ瀬公園に出向きました。




いちいちこんなところがカワイイ。
シロクマのプリントがあるからってノルディスクをチョイスする人もいるでしょう。
(↑うちのカミサン)

ロゴマークって重要だ。




ここのグランドは芝生。
グランドシート広げるのが面倒だったので、ジップイン・フロアは直に広げちゃいました。




ジッパーでフロアと本体を接続します。
本体の方は入り口のジッパーで前後が分かりますが、フロアの方はこのタグが頼り。
本体の方にもタグがあるので、タグ同士位置を合わせてジッパーを閉じます。

今回、フロアの上に本体を広げてジッパーを閉じるのに5分程度かかりました。
基本的に、アルフェイムはフロアありきで使うので、フロアは本体に付けっぱなしでもイイかなと思うのですが、どうなんでしょうかね。
収納袋には余裕があるので、フロアを付けたままでも入りそうな感じではあるんですけど。




ポールはφ29mmのスチール製。
上部は外れて5段階の高さ調節ができます。
この高さ調整穴、立ち上げた後は梯子でもないと手が届きません。
下側にあれば幕を立ち上げてから高さ調整できるのに。
安全性か何かでわざと上側にしてるでしょうか。


2015.8.26訂正
この動画を見ると、調整穴がある方を下にして調整するようです。
失礼いたしました。


ちなみに、私は低い方の下から2番目の穴を使っています。
5段階の選択式アンケートでは、『とてもそう思う』『全くそう思わない』が選べない人間なのです。

『どちらかといえばそう思う』には、大変お世話になっております。




今回、フロアのループにはペグを通さず、本体側のテープだけペグダウンしてみました。
何かこの方が、スカートがピシっと張れる気がしたので。

それと、ペグダウンは、とりあえず4箇所程度仮打ちしておいて、立ち上げてから微調整しながら全体をペグダウンする方もいるそうです。
ワタシは全部先に打っちゃったんですが、どっちがいいんでしょうかね。
フロアありならどっちでもいいのかな?


ここでお約束のごそごそ写真をはさみたいところですが、ひとりで行ったので、誰も撮ってくれる人がいません。

アラフォーオッサンが三脚立てて自撮りしている絵づらは怪しさ満点、ここは自重します。




ループを引っ張って、



スカートのショックコードをペグに引っかけます。




ニョキッと立ち上がりました。



中を見てみましょう。



5m
の直径は想像以上に広々。
3.5と天井も高く、中心に立つと頂点が遠い・・・ 家の天井より高いので当然ですね。
床面積的にはトルテュと同等程度なんですが、インナーを吊ったトルテュと比較すると、ワンフロアな分アルフェイムの方がやっぱり広く感じます。




これはフォレストサンズ長瀞での就寝の様子。
コンフォートマスター インフレータブルマット4枚が片側に納まります。
写真では見切れていますが、内側2枚は頭上に小物を置けるスペースもあります。

ポール側を頭にすれば頭上が広々なのに、これまでずっと、頭上にはインナーの壁が迫っているテント泊をしてきたので、頭上がスカスカだと逆に落ち着かなくてこの向きで寝ることで家族の意見が一致。
最高級のブランド牛肉を食べると、お腹が緩くなっちゃうようなもんです。


一方、
広くなったことで心配だったのがライティング。
キャンプ前にアルフェイムオーナーさんに相談してみると、「ほおずきだけだと暗いかも」とのことでした。
とりあえずランタンフックは2本用意して、ガソリンランタンも2台サイトに持ち込みました。
ちなみに、ランタンフックはスノーピークやユニフレームのランタンハンガーLがピッタリ合います。



で結局フォレストサンズでは、ライティングの心配は杞憂に終わりました。




スノーピークのほおずきと、コールマンのリバーシブルLEDランタンのダブル体制で、我が家的には十分な明るさ。
インナー用のリングにはたねほおずきを掛けて常夜灯に。

老眼のワタシでも、新聞が苦なく読めます。
白い幕体がランタンの明かりを反射して、シェードの代わりになってるんでしょうね。
グレーの幕体のトルテュProだと、逆に光が吸い込まれる感じでした。

そう、トルテュProのグレー幕に慣れた目には白いコットン幕が明るいのなんのって。
朝食食べる8時ぐらいでも、冬に寒いからって幕の中で食べようとすると、トルテュProはランタン点けないと暗かったりします。
ところがアルフェイムの中は、日の出前からランタンが要らないくらい明るいんです。


ここで“?”ポイント



たねほおずきを引っかけたインナー引っかけ用リングなのですが、入り口から向かって左端のだけ赤いんですよ。他は黒いのに。
他のブログでも左端だけ赤い写真を見たので、我が家の個体の問題ではないようです。(最初はカミサンと、「黒いの無くなっちゃったから余ってた赤いの付けたのかな」なんて想像したりw なんか北欧製品も緩いイメージあるんですよね)

何か特別な意味があるのかな?

2015.8.26追記
インナーのフックも1ヵ所赤くなっていて、赤同士を合わせるようです。




フロアのループをペグダウンしなかった弊害がここに出現。
フロアの立ち上がりがだるーんとなってしまいました。
ここがちゃんと立ち上がってないと、水たまりができるような雨が降った時に心配です。




ベンチレーションは、入り口を除けば頭頂部のみ。
スーからアルフェイムに変わった時点でメッシュが付いたようですね。
このメッシュはハメ殺しの為、薪ストを入れたい人には不評のようですが、我が家は今のところ薪スト購入の予定は無いので、虫対策としてメッシュがあった方がありがたいです。

ちなみに、
ベンチレーションは、アルフェイムとアスガルドでどちらにするか悩んだ大きなポイントでもあります。
特徴的な半円形の窓を4箇所配置したアスガルドは、窓をメッシュにすれば水平に風が抜けて涼しそうです。
一方、アルフェイムは入り口から天井に抜けるルートしかありません。

そして案の定、暑い。

GW明けの5月中旬でも、天気が良かったこの日は暑かったです。
入り口を開け、天井をメッシュにしてもほとんど風が抜けません。
フロアのジッパーを半分開けると、隙間からそこそこ風が入ってくるようになります。
ただ、風と一緒に虫も入ってきそうなのが難点。天井がメッシュになってる意味なし(笑)

まぁ、我が家の場合、暑い時期は涼を求めて標高が高いキャンプ場にしか行かないので、暑いのはあまり問題無いんですけどね。
昼間はほとんどテントの外に居るし。




天井のベンチレーションは、天井から下がってきている紐を引く事で開きます。
センターポールには2箇所D字型のリングが付いていて、下側のリングに紐のフックを引っ掛けるとベンチレーションが開いた状態で固定できます。
またこの紐には自在が付いているのでベンチレーションの開き具合を調整できます。


いい加減暑くなってきたので、外に出ます。



入り口を止める紐は切りっぱなしのただの紐になっています。
特に結わなくても、ループに紐を通し引っ張っておくだけでそこそこ固定されますし、フォレストサンズではあまり不自由を感じなかったのですが、見た目の可愛さも含め、そのうちやまたねさんのまねっこしようと思います。


よくわからなかったのがここ。



入り口のメッシュは縦方向と底辺方向にジッパーがあり、全部締めるとジッパーのスライダーが中心下部に集まります。

それを、



このようにマジックテープが付いたベロでカバーできるようになるんですね。
これ、何のためにカバーするんでしょうかね。
雨でジッパーが濡れないように?
でも、このベロ、テント内側からは留められないです。

う~ん・・・


ジッパーと言えば



やっぱり、いちいちシロクマ()



出入り口のジッパーには透明のビニールが付いています。
これは雨水対策でしょう。




ベンチレーションは外側のショックコードで引っ張られています。
このショックコードは自在で長さが調整できます。
これが緩いと、テント内部のベンチレーション紐を緩めてもベンチレーションが閉じません。
かといって、ビンビンに張ってもショックコードが伸びちゃいそうだし。
ほどほどのテンションにしとくのが吉でしょう。


ガイロープの自在は3穴タイプ。



そして、ここにもシロク(以下省略




真面目にフロアのループをペグダウンしてみます。
本体のテープとコードも同じペグに引っ掛けています。
写真では分りづらいですが、この方がフロアの立ち上がりがしっかりします。




試しにフロアと本体を別のペグで留めてみました。
更にフロアがしっかり立ち上がります。
心なしか、本体のスカートもパンっと綺麗に張れてるような。

でもこれだけでペグダウン28本になりますね。
ガイロープ張ったら42本...

たぶん、これが最初で最後です。


アルフェイムを一通りみたところで本日の最大の目的、シャドウキャスターとの連結を試してみます。



本体のガイロープ用のハトメ穴にカラビナを通し、シャドウキャスターと連結。
当然ですが、ガイロープ用のハトメはこのような使い方に対応していないと思いますので、あくまで自己責任で。

感触的には結構な強度がありそうな気がしますが、あまりビンビンに張らず、風が強い時は無理せずタープを外した方が良いと思います。




スノーピークシールドヘキサPro.Mとの組み合わせは酷評でしたが、この組み合わせはまあまあじゃないでしょうか。
タープ下で家族4人がくつろげる広さもあります





シャドウキャスターのサブポールを外してみました。
なんだか抑揚がなくなってしまい、見た目的にはサブポールあった方がカッコイイかな。
プライバシーを重視したり、影を広くしたい場合にピンポイントで使うことはあるかも。


区画サイトでは、この組み合わせの場合設営できないところがあるかもしれませんね。
(事実、フォレストサンズは張れなかったし)

基本的には、アルフェイムは連結せずにプレーンな状態の方がCOOLでカッコイイと思うんですけどね。
夏場はテント内に籠れないし、雨が降った時のことを考えると、庇的なモノが欲しいなぁと。
というか、もう買っちゃったんですけど、それはまた後ほど(笑)



あなたにおススメの記事
関連記事