バースイヤー200Aの再メンテ

katsumushi

2014年06月07日 00:04

ボロボロだった64年製200Aのレストアは、消耗品ほぼ全とっかえで生まれ変わりました。
その絶好調になった64年製を触った後だと、愛する70年製バースイヤー200Aに不満が出てきちゃいました。

不満点は、メインバルブの固さと燃料の吸い上げ。
燃料の吸い上げというのは、圧が掛かっていない状態からポンピングした後、クリーニングティップを開く前に一度メインバルブを全開にしないと燃料が出ないようになってしまって。
点灯しちゃえば安定するんですけどね。


まずは、固いメインバルブに手をつけます。
メインバルブのナットを緩めれば解消すると思いますが、同時に燃料が漏れる恐れも。




ここは長い目で見て、グラファイトパッキンを交換しちゃいましょう。


グラファイトパッキンの交換は64年製で経験済みですが、



なかなか大きな欠片は獲れませんね。
半円くらいのが獲れたら気持ちイイだろうなぁ(笑)




ついでにパーツもざっと磨いて、グラファイトパッキンを組み付けます。


次はバルブASSYの掃除。
まずはバルブASSYをタンクから外さないといけません。
64年製は手で捻ったら緩みましたが、バースイヤーはしっかり組み付いています。
バルブASSYをモンキーレンチで挟んでグイッと。
思ったよりは楽に緩みました。




う~ん、結構緑青錆が出てますね。64年製より酷いかも。
これじゃ燃料の吸い上げが悪くても仕方ないかな。


ラストリムーバー風呂で錆落とし。
これも64年製で経験済み。



飽きない程度に磨き込み込み。
ついでにジェネレーターも。

あ、バルブASSY磨いている時に気づいたんですが、



燃料吸い込み口の脇に星形の刻印を発見。
何か意味があるんでしょうかねぇ。ただのオサレ?


バルブASSYをタンクに締めこみます。今回も目止めはシールテープで。
フレームを組む前にWG噴水チェックを。



ポンピング後メインバルブを全開にしなくても、クリーニングティップを開けて徐々にメインバルブを開いていけば噴水が上がるようになりました。


フレームを取り付けて点灯チェック。



噴水が上がれば大丈夫だろうというコトで、虎の子の純正マントルを奢ってみました。
ちなみに、このマントルはインスタクリップ品。
でも、インスタクリップ苦手なんですよね(間違えて買っちゃった)。紐の方がよっぽど早く付けられます。
コツを掴めば簡単なんでしょうけど、コツが必要なインスタントって...




無事点灯!
ポンピングから点灯までスムーズにいくようになりました。
これでキャンプ場でまごまごせずに済みそうです。


実は、メンテ用にグラファイトパッキンだけ買うのもツマラナイので、ついでにあるパーツも購入したんです。



ハンドルティップ(赤)
元々は508ストーブの燃料レバーに付いているものですが、コールマンパーツショップさんで単品売りしてます。

200Aって、古いワンマントルランタンのくせになかなかの光量を誇ってます。
サイトをちょっと離れる時や、ご近所さんへの迷惑を考えると、光量を絞りたかったりしますが、メインバルブでの200Aの光量調整は困難。
コールマンは認めていないようですが、クリーニングティップなら結構な暗さまで光量が絞れます。
ただ、点灯中はジェネレーターごとクリーニングティップも熱くなってしまうので、素手で操作するにはちと熱い。
ハンドルティップを付けることで、ワンポイントオサレとアチチ対策と一石二鳥というワケです。


それと、もうひとつ。



グローブの保護に、グローブラップIIを購入。
現行のストレートグローブランタン用に作られているのか、200Aの丸いグローブへのフィット感はいまひとつ。
まぁ、『グローブを保護する』という目的は果たせるとは思うんですけどね。


絶好調になり、オプションを装着したバースイヤー200Aを引っ提げてキャンプへGOと行きたいところですが、梅雨入りしちゃいましたねぇ...





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