胆石との戦い 手術後3日目編

katsumushi

2021年01月08日 23:20

手術後2日目編はこちら

12月28日
6時
起床、看護師さんが体温血圧を計りにくるルーティン。
「熱は下がりましたね。それから、今日からシャワーに入れます。シャワーの時間は16時からです」
おー、久しぶりのシャワー。それはありがたい。

傷というか腹筋の痛みはだいぶ治まってきて、ベッドの柵につかまらなくても起き上がれる程度に(辛いのは辛い)
腹筋の痛みが治まってくると、今度はお腹の真ん中の上の方、みぞおちのあたりが痛いというか違和感が気になってきた。
例えるなら、胃の上の方に大きな石がゴロンと入っているような感覚。
みぞおちのあたりが重く、寝返りをうつと石がゴロゴロ動いているような違和感。
これは一体何なんだろう?
7時30分
朝食の時間



全粥、カリフラワー、人参、キュウリのサラダ、高野豆腐と鶏肉の煮物、卵とじスープ、ジョア
もう、お粥以外は普通の食事かな。
おっ、と思ったのがキュウリの皮が剥いてあったこと。やっぱり皮は消化が悪いのかな?
そして依然スープの味が濃い(笑)

8時
先生の回診。
聴診器でお腹の音を聞き、傷口を見て
「うん、きれいに塞がってるね。じゃ防水フィルム剥がしちゃおうか」
と言ってフィルムを剥がしてくれた。なかなか剥がれずに苦労していたが(笑)
「もうシャワー浴びちゃっても大丈夫ですよ。固まった血もきれいに洗い流してください。」
先生退室。
胃の違和感のこと言い忘れたけど、聴診器で聞いてたし問題ないんだろう。

改めて傷口を見てみる。
傷口には縫ったような跡はなく、5mmくらいのかさぶたになる前の血の塊あるだけ。
ただ、おへそには固まった血が詰まっていて、それが割れてポロポロと落ちてくる。
「病室のゴミ箱には血が付いたものを捨てないでください」事前に注意されていたので、ひとまずティッシュに固まった血を包んで、後でトイレの血が付いたもの用ゴミ箱に捨てよう。

しばらくすると看護師さんがきて
「ごめんなさい、また点滴があるのでチューブをつけさせてください。あとパック2本分やったら点滴はおしまいになります。夕方には終わりますよ。」
「点滴は16時までに終わりそうですか?」
「ちょうどその頃終わりそうです。」
「良かった。せっかくなら点滴外してからシャワー行きたいので。」
「そうですね、点滴針つけたままじゃシャワーやり辛いですもんね。」
やっぱり看護師さんは優しい。

8時30分
iPad miniを取り出しこの記事を書き始める。
昨夜寝ようとしているときにふと
『人生初の入院手術経験、せっかくだからブログ記事にした方がいいんじゃないかな』
と思いついたのである。
ただ、iPad miniでのテキスト入力はやり辛く、ノートPC持ってくるべきだったと少々後悔。
ところが、入力時のやり辛さはあるものの、意外と集中して筆が捗った。
自宅でブログを書いているときは、数行書いたら飽きてweb漁りを始めたりするくらい文章書くの嫌いなのに。(だったらなんでブログなんてやってるんだろうw)
小説家が締め切り前にホテルに缶詰になるなんて話があるけれど、それと同じようなことなのかなと思った。
病院とホテルって似たところもあるし。

9時
「かつむしさん、今日はレントゲン撮ってもらえますか?」
看護師さんから診察カードを渡され、レントゲン室に向かう。
この日は立ったままのレントゲンだけだったので、放射線技師さんのイラつく視線(←多分思い込み)もなくサクッと終了。

12時
昼食の時間。ここから通常食となる。



ご飯、ほうれん草とキャベツ?のおひたし、焼鯖(大根おろし付き)、インゲンの味噌汁、鮭のふりかけ
入院して初めての魚メニュー。病院食には肉より魚の方が良いような気もするけど、最近は魚が高いからコストバランスとか色々あるのかもしれない。

14時
事務の人が明日の退院時に支払う代金の概算を持ってきた。
事前に確認していた、限度額適用認定証の適用で支払う金額より少し高いけど、食事負担金は別なのかな。
ともあれ、退院のお迎えのときに持ってきてもらう金額をカミサンに連絡。

15時30分
看護師さんが点滴チェック。
「もう少しで終わりますね、終わった頃また来ます。」

15時45分
点滴が無くなったが看護師さんは来ない。
『他の仕事が忙しいのかな?』なんて考えていたら、点滴のチューブを血が逆流してきた。(点滴が無くなると点滴の圧が低くなり血が逆流するらしい)
「もうすぐシャワーの時間だし、ナースステーションまで呼びに行くか。」
と腰を上げかけたところで気がつく。

わざわざ行かなくても、ナースコールで呼べばいいんじゃないの?へたに動くと逆流が増えそうだし。
ということで、はじめての(自分の意志でw)ナースコールボタンをポチっ。
「かつむしさん、どうしましたか?」
「点滴が終わったみたいです」
「は~い、今行きますね」

点滴の針を抜いてもらった。
これで完全に自由の身だ。ブラボー自由!ありがとう自由!
ちょっと面白かったのが、点滴抜け防止用に左腕に薄いフィルムで点滴のチューブを固定していたのだけれど、それがが腕時計をつけいてるような感触で。
時間を見る際、ついつい左腕を見てしまうという。
結局、その癖は点滴を取るときまで抜けなかった(笑)

16時
シャワーの時間。
傷口の痛みはほとんどなく(胃の違和感はまだ少しあるけど)点滴スタンドも押して歩かないでいいので、スタスタとシャワールームまで歩く。点滴スタンドの有無でこうも違うものか(笑)

脱衣所で病院衣を脱ぎ、ふと腕に目をやった後思わず二度見。
肌がカサカサだ。
夏に日焼けして皮が剥ける直前のような感じ。
足もなんだかひと回り細くなったよう気がする。
まぁ、点滴していたとはいえ2日間も絶食していたわけだし、一時的に飢餓状態になってるのだろう。
家に帰ったら体重計に乗ってみよう。

18時
入院生活最後の晩餐



ご飯、人参ジャガイモインゲンの煮物(インゲン率高いなw)、鶏肉のソテー、お麩とほうれん草のお吸い物(やっぱりしょっぱい)、バナナ
絶食後初めてのそこそこな肉料理で、ちょっとだけアゲアゲ気分。

食後はブログ記事の執筆を続けて、疲れたら読み残した本を読んだりと充実した時間を過ごす。

22時
就寝。
そういえば今日は朝から昼寝もせず、暇を持て余すことなくやりたいことをやって22時にはしっかり眠くなって、なんだかちゃんとした1日だった。
もしかしたら、入院生活に体が完全に順応したのかもしれない。
ブログ記事もまだ書き終わってないし、あともう1泊してもいいかなかと思ったり思わなかったり(笑)


いよいよ退院編につづく



あなたにおススメの記事
関連記事